ASMは企業価値の向上を目指します

        

はじめに

私たちアーガイルストリートマネジメントリミテッド(以下、「ASM」といいます。)は、香港に本拠を置く機関投資家であり、約14億ドル(1,500億円相当)を運用しています。ASMは2006年から日本への投資をしております。私たちは、進歩的な経営陣によって強くて適切に経営されている事業への投資を行うことを旨とし、不動産、テクノロジー、生命保険、建設、エンジニアリング等、多様な業種の日本企業に対して投資をしています。そして私たちは、定期的にエンゲージメント(目的を持った対話)と建設的な意見交換を通じて、経営陣の取組みへの支援をしたいと考えています。
日本政府は、アベノミクスの中でコーポレートガバナンスコード(以下、「CGC」といいます。)を通じて企業競争力の改革と向上を後押ししています。私たちは、CGCにある諸原則について全面的に支持しており、日本の上場企業がCGC上のガイドラインを遵守することが企業競争力の改革と向上につながると考え、これを強く求めていきたいと考えます。
私たちは、上場企業には適切な資本利益率(ROE)をあげる責任が株主に対してあると考えています。伊藤レポート(注)においても「グローバルな投資家と対話をする際の最低ラインとして8%を上回るROEを達成することに各企業はコミットすべきである。さらに自社に適した形で水準を高め、持続的な成長につなげていく」とされています。また議決権行使助言会社であるインスティテューショナル シェアホルダー サービス(ISS)社は、資本の効率性において問題があり、改善の見られない企業の場合(具体的には直近5期の平均ROEが5%を下回る場合)、代表取締役として在任の取締役への選任議案について反対するという議決権行使ガイドラインを設定しています。

(注)http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/kigyoukaikei/pdf/itoreportyoushi.pdf

株式会社長府製作所(東証1部5946、以下、「長府製作所」又は「同社」といいます。)は、1960年代から長い間、日本の温水機器(特に石油温水機器)市場における主導的な地位にあって、強固な財務基盤と進歩的な経営と革新性を示し、好不況のサイクルがある市場にあって、過去20年間にわたり毎年利益を生み出し、950億円を超える借入等控除後現金(投資有価証券含む)と1,100億円超の利益準備金という強固な財務を持っていることに着眼し、同社の株式に投資をしております。
そのため、私たちは長府製作所の株主として長期にわたってコミットしようと考えております。